着物を着る時に使うゴムベルトとは

着物を着る時に使うゴムベルトとは

着物を着つけてもらう時に必要な小物をそろえる時に、ゴムベルト、と言われたことはありませんか。

着物の着付けで使うゴムベルトは腰ひもの代わりに使われる伸縮性のあるゴム製のベルトです。ウエストベルトとも言われます。腰ひもというのは、着物を着る時に3~5本ほど使う腰やお腹で縛る紐のことで、よく見るのは薄いピンクや白色のモスリンと呼ばれる木綿や羊毛を使った、梳毛(そもう)糸を平織にした生地の伸び縮みがないものです。

ゴムベルトか腰ひもか

どちらを使うかは好みですが、私は個人的に腰ひも派です。

理由は、私はおっちょこちょいで、裾を強く引っ張ったり挟んだりしてしまうことがあるので、ゴムベルトを使うと着物の裾がずれることがあるためです。他には、腰ひもは着物の下着である長襦袢などにも使えるために、腰ひもだけ数本持っていれば着物を着ることができる、プラスティックの留め具が付いていないので引っかかりなど気にせずに洗濯できる、などと言った理由からです。恐らく私はゴムベルトをうまく使いこなせず長さ調節が下手な状態で使用しているのでしょう。他に腰ひも派に聞いたところでは、腰ひもは縛るだけなので着る度に簡単に「きつさ」を調節できるから、着姿がきちっと見えるから、などの理由からでした。

逆にゴムベルト派は、一度長さを調節したら同じきつさで毎回着ることができるから、伸び縮みするので、食事の後に苦しくない、座った時に違和感なく座ることができる、動きやすい、などと言った理由でした。移動や食事などを含めて長い時間着ている人にとってはかなり魅力的なメリットですよね。最近、洋服に使用するベルトにもゴムタイプのものが増えてきたと思います。やはり食事や移動などには伸縮性があるととても楽です。

使用するときは

着物の着丈によって使い分けることもできます。ゴムベルトはウエストベルトともいわれることからわかる通り、ウエストで締めるものです。それに対して腰ひもは腰、つまりウエストより下の骨盤の位置で締めるものです。そのために、同じ着物をゴムベルトと腰ひもで同じように着た場合、おはしょりの長さが違ってきてしまいます。(おはしょりというのは帯下に出る着物の重なった部分のことです)つまり同じ着物でもゴムベルトでは裾の長さが短めに、腰ひもでは長めになるということです。

着物の着丈によって調節しながら着ることができる方はどちらにしても問題ないと思いますが、最近流行っているアンティークの着物などは、昔の人の着丈に合わせて作られているために着丈が短いことが多いです。ですので、ゴムベルトで着てしまうと裾が短く、バランスが悪くなってしまいます。そういう時は、腰ひもを使い腰で締めるか、滑り止め機能付きのゴムベルトをウエストではなく腰で締めることがバランスよく綺麗に着るアイディアの一つです。

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