着物を着たまま食事をするときの注意点は?

着物と呉服はどう違うのか

着物屋さん、呉服屋さん、着物を着る、呉服を着る、着物問屋、呉服問屋、など、あなたはどういうときに着物と呉服という言葉を使っていますか。着物と呉服、まったく同じ意味なのでしょうか。

それぞれgoo辞書を引いてみると、以下のようになりました。

き‐もの(着物)

  1. からだに着るものの総称。衣服。
  2. 洋服に対して和服。特に長着。
    (長着とは身丈が裾までの長さの和服。一般に着物と言われているもの。)

ご‐ふく(呉服)

  1. 和服用織物の総称。反物。
  2. 太物(ふともの)に対して、絹織物の称。
    (太物とは絹織物を呉服というのに対して綿織物・麻織物など太い糸の織物の総称。衣服にする布地の総称。反物。)
  3. 古代中国、呉の国から伝わった織り方によって作った綾などの織物。くれはとり。

つまり、使う文脈や状況によって、着物は、和服になったり洋服になったり衣服になったり、呉服は正絹(しょうけん)の着物になったり紬になったり反物になったり呉の国の織り方による織物をさしたり、と、様々な意味を持つということです。因みに和服の意味も調べてみました。

わ‐ふく(和服)

日本に古くからある様式の衣服。着物。対義語は洋服。

辞書の意味からすると「和服」という言葉が今の感覚で言う「着物」の意味に一番近いでしょうか。

英語ではどう言う?

研究社 新和英中辞典では、

着物

(和服)a kimono; clothes; dress;【形式ばった表現】clothing

呉服

kimono fabric; (主に米国で用いられる)dry goods、(主に英国で用いられる)drapery

さらに、和服は

和服

Japanese clothes; a kimono

ますますよく分からなくなってきましたよね。

着物という言葉の意味

日本の着物には数百年の伝統があります。その中には、日本古来の織り方や染め方で作られたもの、日本国内で独自に年月の経過により変化したもの、呉の時代に中国から伝わった織り方を使ったものや、技術を統合し進化した形や作り方など、現代に着られる着物という形になるまでに様々な変化や進化、また時代の流行がありました。もちろん一番大きな意味を持つ着物の意味では、洋服の導入もその変化の一つです。

そういった様々な着物の変化に、言葉も合わせて変化してきたと考えられます。また、変化だけでなく、衰退して現代に無くなってしまった形、技術や言葉もあったでしょう。現に今の着物にもなくなってしまってもおかしくない技術がよくメディアに取りだたされていますよね。

変化や衰退、流行の経緯で、着物や呉服という言葉に、新たに様々な意味が追加されたり無くなったりした結果、今の言葉の意味となったと考えられます。

言葉というものは常に変化し続けているものです。辞典が改定され、変化することでもお分かりになるでしょう。

ページのトップへ戻る